Complete text -- "異色ライダー2人、意欲の挑戦 [ 2004/12/29 ]@パリダカ"

11 January

異色ライダー2人、意欲の挑戦 [ 2004/12/29 ]@パリダカ

トーチューより
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河合アユムと三ケ尻俊雄、異色の経歴を持つ2人が「チーム・スガワラ」のレンンタル・バイク・システムを利用して05年大会に参戦する。河合はベンチャー企業の創業者で元会長で、紀村龍一の選手名でエントリーした04年大会に続いての出場。86年にコンピュータ・セキュリティーのベンチャー企業「イーディーコントライブ」を大阪府吹田市に設立。東証マザーズへの上場にも成功し、現在は年商25億円の大企業にまで発展させた。04年3月に後進に道を譲って会長職を退任。無給の名誉社員となったが、大学の非常勤講師を務めるなど、今でもやり手の企業家として知られる存在だ。

初出場だった前回は友人2人とともに「ピヨコ隊」を結成し225CCのヤマハ・セローで参戦。しかし体力の限界を感じて早々とモロッコ・ステージでリタイアした。その苦い経験をかみしめ、リベンジするためにファラオ・ラリー、UAEデザート・チャレンジに自費で参戦し普段も大阪のダート・コースで950CCの大排気量バイクでトレーニングに明け暮れてきた。今回は取引先に配慮して被った“紀村”の覆面を脱ぎ捨てて"カミングアウト"。04年大会のリベンジに闘志を燃やしている。

一方、三ケ尻は大分市の環境対策課に勤める"お役人ライダー"。とはいえモトクロスの元国際B級ライダーでバハ1000、オーストラリア・サファリ、ラリーレイド・モンゴルなどクロスカントリーへの参戦歴も豊富で、今回は満を持してダカール・デビューとなる。しかしお堅い仕事とあって、最も大変だったのは長期間日本を離れること。1カ月近く勤務から外れることになるが年末年始の休暇、有給休暇をフルに活用し何とか休みを捻出(ねんしゅつ)、参戦に漕ぎ着けた。

05年大会は12/18日、公式プログラムがスタート。スタート地となるスペイン・バルセロナでは五輪のメーン会場だったモンジュイクの丘の屋内競技場で地元のプライベーターを対象に車検が行われ、アシスタントカーを含む83台が検査に臨んだ。29日は日産ワークス、シュレッサーバギーなど、30日には三菱ワークス、日産ドスード、トーチュウ号の「チーム・ランドクルーザー・トヨタ・オートボデー」(TLC)などが登場する予定となっている。

▽河合アユム
前回はまだ会長だったので名前を変えてエントリーしたが"ニュースステーション"で顔が割れてしまった。でも今は名誉社員の身。ちょうど40歳となったし自分ではリセットする時期だと思っている。前回はやり切れなかった部分が多いので再度挑戦した。完走するために1年がかりで荒行をしてきたつもりだ。

▽三ケ尻俊雄
職場の同僚たちはダカール・ラリーに出ることを本気で信じてくれなかった…。(出場が)いろいろなところにバレてしまって大変でした。参戦するために借金もしたので早くても次のチャレンジは2、3年先になる。何とかしてもダカールにたどり着きたい。
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続き
第27回05 DAKAR RALLYは7日、モーリタリア・ティシットからティジクジャまでの532kmで第8ステージを行うはずだったが天候不良や到着車両が少なかったことから、予定されていた520kmのスペシャル・ステージ(競技区間=SS)をキャンセルした。
モト(2輪)の三ケ尻俊雄(ホンダ)は午後7時になってやっとティシットに到着。タイム・アウトを避けるために休む間もなくティジクジャに向かった。一度はリタイア・マシンを収容するカミオンバレー(スイーパー)に乗ったものの「オフィシャルから降りてレースを続けてもいいと言われて。ここは燃費がきつくてガス欠に苦しんだ」と息も絶え絶えだった。
17:46:00 | oochan | | TrackBacks
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